文房具は消耗品。けれど、お気に入りのものを。
かわいらしい文房具をみると、ついつい買ってしまうことってありませんか?
ノートやペン、バインダーやクリアファイルなど、身近なものだからこそ「自分らしさ」が表れるのが文房具。
ひとつひとつ、「素敵」と思えるものを使いたいですよね。
今回ご紹介するのは、世界で唯一のハート穴ルーズリーフです。
ルーズリーフといえば、シンプルで、どの製品もあまりデザインに差がないというイメージがありませんか?
このルーズリーフには、たくさんのこだわりが詰まっています。
今回はハート穴ルーズリーフを開発・販売されている 株式会社LoveLeaf 代表の田中俊彦さんに、開発の経緯やこだわりなどをうかがいました。
----------どうして「ハート穴ルーズリーフ」を創ろうと思われたのですか?
私はもともとグラフィックデザイナーとして仕事をしていて、6年前に独立をしました。
フリーランスのデザイナーとして日々を過ごす中で、ちょっとしたアイデアが浮かびました。
書類をファイリングしようと2穴のパンチを使っていた時に、この穴がハートだったらかわいいなと思ったんです。
でもきっと、他社が製品化しているだろうと思っていたので、その時は何もしませんでした。
2週間くらい経ち、やはり気になるなと思って調べてみると、どこも製品化していなかったんです。
それならということで、特許庁に意匠の申請を出しました。
意匠が認められるには半年から1年ほど時間がかかるので、その間にロゴやパッケージのデザインをして、意匠とともにどこかのメーカーに持ち込みしようと思っていました。
ですが、ここまできたら自分でやろうという気持ちになり、意匠が取れたタイミングで製品化に向けて動き出す事にしました。
----------「ハート穴ルーズリーフ」にはどのようなこだわりが詰まっていますか?
最大のこだわりは、「ハート穴」です。
穴をハートの形に開けてくれる製本屋さんや金型屋さんを探すのはとても大変でした。
ハートの形に穴を開けてほしいと依頼すると、「やったことがないからできない」や「やってみてもいいけど、綺麗に穴が開かないかもしれない」と言われることが多かったんです。
多くの会社に依頼をした中で唯一、「できる」とはっきり言ってくれた会社があり、無事に製品化をすることができました。
アイデアが浮かんでから1年半ぐらいかかり、ようやく2016年の9月から販売を始めました。
商品を見ていただくとわかっていただけるかと思いますが、ハートの向きが交互になっています。
これはハートの上の谷になっている部分が、バインダーの金具にあたって潰れないようにするためです。
また、用紙は淡いクリーム色で、罫線もパープルになっています。
一般的なルーズリーフはグレーやブルー系の色が多いですが、このハート穴ルーズリーフはとにかく「かわいい」にこだわっているんです。
紙質も、ボールペンや万年筆でもにじみにくく、筆記性に優れたなめらかな書き心地を体感していただけるものになっています。
----------「ハート穴ルーズリーフ」をどのような方に届けたいですか?
かわいい文房具が大好きな学生の方や、社会人の方に届けたいですね。
ルーズリーフはもともと学習用の商品なので、かわいいものがほとんどありません。
ですからギフトとして、ルーズリーフを贈るなんてこともありませんよね。
でもこの「ハート穴ルーズリーフ」は、ギフトとしても使っていただける商品になっていると感じています。
自分も使いたいし、もらっても嬉しい、という商品になっていくといいなと思っています。
現在はこの「ハート穴ルーズリーフ」のみの取り扱いですが、今後はどんどん商品を増やしていきたいと思っています。
私の夢は「かわいい文房具のブランド=LoveLeaf」になることなんです。
とことん好まれるようなこだわりを持って、みんなに愛される商品を開発していきたいと考えています。
いかがでしたか?
こだわりの詰まった「世界で唯一のハート穴ルーズリーフ」、素敵ですよね。
現在はAmazonや公式サイト、ロフトの一部店舗でも購入できます。
みなさんぜひチェックしてみてくださいね。